つやだしのレモン

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『Zeno Clash 2』レビュー

【プレイデータ】
・買った場所: Steam
・プレイ時間: 7.8時間

【Good】
・風景やキャラクターのアートワーク

【Bad】
・戦闘システムの拙さ
・よく分からないストーリー

 

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 『Zeno Clash』の続編のレビュー。1作目のレビューは以下。

 

 1作目もそうだけど、アートワークがとにかく独特で見入る。他のどのゲームでも見たことがないような世界が広がっている。ヒエロニムス・ボスの絵画のような、気味が悪いけどゾクゾクする感覚。 

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  ストーリーは正直よく分からない。

 理解する限りのストーリーは、Zenozoikという世界で、いろんな種族の子どもたちが誘拐される。誘拐したのはFatherMotherというデカい鳥人間みたいな奴で、主人公もそのFatherMotherに幼児のときに誘拐されて育てられた。誘拐されたことを知った主人公はFatherMotherと衝突するけど、最終的には和解してお互いに理解しあっている感じ。

 一方で、ZenozoikにはGolemという神に近い存在がいる。このGolemが何者なのかはよく分からないのだが、人間を超越した力を持っているのは見た目からも分かる。このGolemが人間にいろいろちょっかいをかけてきて、例えばFatherMotherを捕まえて監禁したりする。主人公はそんなGolemに反抗し、倒そうとするんだけど、Golemはいちど触った人間とリンクして、Golemが受けたダメージをリンク先の人間にも伝えるという特殊能力を持つ。だから主人公は手出しができなくて、打開策を求めてGolemの拠点に潜入する、みたいなのが大まかなストーリー。退屈はしないんだけど、でも没入もしない程度のストーリーの吸引力。

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 やはりこのゲームは、「独特なアートワークを楽しむ」のが最大の魅力。実際に風景は本当に美しい。拙い戦闘システムは適当にやり過ごして、作品世界に浸るのがいい。